先月「はだしのゲン閉架」のニュースが出た時に 「一冊の本だけを読む人に気をつけよう」という諺があるらしい、 ということで 一冊の本だけを読む人に気をつけよう を書いたのですが、通りすがりさんからコメントいただきました。 『知恵袋での回答でも気になっていたのですが、やはりそれを引用してしまう、ということが起きてしまうのですね。 小説のせりふにもあるのでしょうが、元はラテン語のことわざです。 Homo unius libri ”私は「一冊の本」の男を恐れる” 出典は知りませんでしたが、 wikiによると、哲学者、神学者、トマス・アクィナスの言葉だそうです。』 あるんですね、諺(^^; ご指摘ありがとうございました。 そんなわけで、この「Homo unius libri」を調べてみますと Homo unius libri 『Homo unius libri (Latin, meaning "man of one book") is a phrase that is generally attributed to Thomas Aquinas』 と、あります。この方ですね。 ただ、英語で読み進めるのはツライので(^^; "トマス・アクィナス 一冊の本"で検索してみます。すると 「一書の人を恐れよ」というフレーズがちょいちょい出てきます。 日本語訳はこれなのでしょうか。 そして、意味なんですが。 「一冊の本だけを読む人に気をつけよう」って言われると 一冊だけじゃなくて沢山読んで知識の幅を広げましょう、的な意味に とれますが、この言葉はどうやら 「あれこれつまみ食い的に読むんじゃなくて、一冊の本を熟読したまえ」 みたいな意味のようで・・・。 かなり違った意味で覚えてしまっていた模様です、ワタクシ。 うう恥しい。 似たような言葉で 「千招を知るをおそれず、 一招に熟するをおそれよ」というのもあるようです。 器用貧乏なワタクシには、どちらも耳が痛いお言葉でございました。
by maplepancake
| 2013-09-25 15:56
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